町田ゼルビア黒田監督のこだわり

今日、日経電子版がスポンサーをしている「ビジネスリーダーズカンファレンス」というオンラインのセミナーを聞きました。
その中で、町田ゼルビアの黒田監督が登壇されました。

私はサッカーにあまり興味がなく、どんなチームがあるのかすらよく知りませんが、青森山田高校や町田ゼルビアの話は聞いたことがありましたので、その監督がどのような人なのかを知りたくて視聴してみました。
聴いて正解でした。
たくさんのポイントがありましたが、一言で言うなら「言葉を大切にする」ということにつきます。
黒田監督は、言葉に徹底的にこだわってこられたのだろうと思います。

たとえば、黒田監督は試合に向けてのミーティングで、毎回パワーポイントのスライドを2枚用意するそうです。
その目的は、言葉を曖昧にしないこと。
文字として書き記すことで、全員が聴覚だけでなく視覚も使って話の内容を理解することで、言葉の意味の取り違いを防ぐのが目的だそうです。
そうして一つ一つの言葉が各メンバーに正確に伝わることで、チームプレーが実現されるのです。
サッカーは高度なチームプレーが要求されるスポーツなので、言葉を正確に使うということの意義が大きいのでしょう。
チームプレーが重要という点では、スポーツに限りません。
ビジネスでも学校でも、さまざまな場面で、言葉を適切に使っていくべきです。

どんなに技術が進歩し、AIが台頭しても、言葉を理解し、言葉を紡ぐ能力の重要性は失われることはありません。
むしろ、他の多くのスキルがAIや機械に取って代わられていく中で、このブログでもたびたび書いてきたように、言葉に関する能力はますます重要なものになっていくでしょう。

シェアはご自由に
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!