ここから、私が具体的にアウトライナーをどのように使っているのかを紹介してみます。
なお、日本におけるアウトライナー活用の草分けはTak.氏で、私もTak.氏の本から学んだところは多いです。
アウトライナーに関心をもったかたは、まずは『アウトライン・プロセッシング入門』を読まれるとよいと思います。
https://amzn.asia/d/c7Zpbkh
また、『ライティングの哲学』という本も、第一線で活躍する研究者などがどのようにアウトライナーを活用しているのかが分かり、興味深いです。
さて、私の具体的なアウトライナーの第一階層の項目(ホーム画面の項目)は以下の通りです。
#ToDo #Doing
NOTES
TO DO
CHEK LISTS
MEMENTO
LIFE PLANNING
LIFE
BUSINESS
INPUT
TOOLS
英語の大文字にしていることの意味はとくにないのですが、私は効率のためにパソコンを英語設定にし、フォルダ名の最初をローマ字にしているため、その癖でなんとなくフォルダ的なものが日本語になっていることに違和感があり、英語にしています。
アウトライナーは当然日本語でも使えます(この文章もまずはWorkFlowyで作成しています)。
各大項目の使い方はまた改めて説明できればと思いますが、概要は以下の通りです。
#ToDo #Doing
WorkFlowyではハッシュタグ(#)を使ってタグをつけられ、そのタグをクリックするとそのタグが付いたノードを抽出できます。
これから行うべきこと(#Doing)、いま行っていること(#ToDo)についてタグをホームに設置して、すぐに見つかるようにしているわけです。
NOTES
分類する項目をとくに設けていないことや、とりあえずメモを取りたい場合に使用しています。
内訳としては20240508のように日付のノードをつくって、その中にその日のメモを入れています。
TO DO
やるべきことを整理している、毎日必ず使う大項目です。
仕事のことでもプライベートのことでも、やるべきことは基本的にすべてこの大項目の中にも入れるようにしています。
CHEK LISTS
抜け漏れを防ぐためのチェックリスト類をこの中に入れています。
たとえば出張のときの荷物とか、日々の習慣にしたいこととか、子どもの保育園の荷物といった情報を入れておいて、必要が生じたらそれらのノードを見て抜け漏れがないかを確認しています。
MEMENTO
覚えておきたいフレーズを入れています。
人生の目標とが、事業理念といった、ときどき読んで確認したい情報を記録しています。
LIFE PLANNING
人生全体の大きな計画です。
基本的には年に一度年末年始に全体を更新しています。
さらに、3か月に1度のペースで四半期の計画を立て、実施状況を少なくとも月末にはチェックするようにしています。
LIFE
プライベートの中で記録しておきたいことを入れています。
たとえば家族の旅行とか、自治会のイベントの準備といったことです。
BUSINESS
仕事に関する計画や記録です。
INPUT
勉強のためにインプットした情報をできるだけ記録するようにしています。
たとえば読んだ本の概要や実践すること、鑑賞した映画のあらすじや感想などです。
TOOLS
考えるうえでヒントとなるような枠組みを入れています。
そのままコピー&ペーストしてほかの大項目の中で活用するためのもので、単純な例でいえば、「3C」という項目をつくってその中に「自社」「競合」「顧客」という3つのノードを入れています。
これをたとえばBUSINESSの中のあるプロジェクトの項目の中に貼り付けて、分析を進めていくような感じです。
3Cくらいだとかえってコピー&ペーストするほうが面倒でしょうが、たとえばビジネスモデルキャンバスのように項目が多いフレームワークの場合は、フォーマットを用意しておいてコピー&ペーストするほうが早いです。
アウトライナーを使う場合はもちろん、アウトライナーを使わなくとも、自身の頭の中を整理する大きな枠組みを考えることは無駄にはならないと思います。
ぜひ、自身が納得のいく枠組みを考えてみてください。