-
【原価計算フォーマットあり】標準原価設定と原価シミュレーションのステップ
標準原価を設定するうえでは、変動費と固定費に分けて考えることをお勧めしています。損益計算書の項目に沿って考えても問題はないのですが、シミュレーションをする場合にややこしくなってしまいます。変動費と固定費に分けておくことで、損益分岐点など... -
利益を生みたければ「標準原価」を設定するべし――標準原価を決めることの目的とメリット
標準原価と実際原価 原価には2種類あるということをご存知でしょうか。「実際原価」と「標準原価」という2種類です。このうち、実際原価というのはその名前の通り、商品を提供するのに実際にいくらかかったのかという数字で、大変分かりやすいものです。こ... -
ありきたりな事業でも「店舗あたりの人口」を考えれば参入・成功の余地が見えてくる
事業家なら誰しも、どのような事業が利益をもたらすのかを見極めたいでしょう。これは実際にはきわめて難しく、実際にやってみないと分からないものです。事業を検討する上では、様々な観点から本当にその事業が求められているのかを見極めることが重要で... -
蛍がいる日常――あたりまえをあたりまえにしないことの難しさ
ここ数日、毎晩散歩をしています。蛍を見るためです。 昨年福井に移住し、12月に永平寺のほど近くの谷間の集落に住み始めました。集落を通る川沿いにホタルが見られるとのことだったので、6月になってからほとんど毎晩のように近隣を散歩しています。 はじ... -
和文英訳練習用GPT――英語を勉強するためにChatGPTを活用する
ChatGPTを使えば外国語を学ぶ必要が減るということを書きましたが、外国語を学びたいときにもChatGPTは大いに役立ちます。気軽に「~~は英語で何と言いますか?」のような質問をしてもいいですし、GPTsを作成するのもいいでしょう。私は以下のようなGPTs... -
ChatGPT時代に求められる外国語能力:外国語の勉強よりChatGPTのスキルが優先
生成AIがこれほど進歩した現代において、英語をはじめとする外国語を習得することの意義は大きく変わってきました。一昔前までは「読む」「書く」「聞く」「話す」という4つの能力がいずれも求められましたが、今はこれらの能力のいずれにおいても求められ... -
海外への販売の第一歩は英語の「スペックシート」を用意することから
スペックシートとは? 「スペックシート」というものをご存知でしょうか。とくに工業製品の世界でよく使われるもので、最近はIT業界でも耳にすることがあります。ざっくり言うと、スペックシートというのは製品についての詳細(specifications)を説明する... -
英語ができないのは文法用語を覚えていないからかもしれない――専門用語を理解する意義
スキルを身につける上で、専門用語を覚えることは大変重要です。ここでは、英語のような外国語を学ぶときのことを例に取り上げてみます。 思考訓練として新しい記号体系に触れる かなり古い参考書ではありますが、『思考訓練の場としての英文解釈』という... -
アウトライナーを使った階層構造でロジカルに逆算する
逆算をするには、論理を極力丁寧に正確に構築していくことが必要です。そのためのコツとして、アウトライナーを使用することをおすすめします。 アウトライナーの使用方法等についてはこちらの記事を参照してください。 論理を構築していく上で重要なのが... -
「逆算で考える」とは「目標の状態を逆算する」こと――最終的な状態目標から一歩ずつ後退する
前回に引き続き、ゴールからの逆算について書いてみます。今日、経営に関する研修を一つ行ったので、それを題材にします。 その研修は、ある県の職員を対象として、経営評価をする上での基本を伝えるためのものでした。2時間ほどのセッションを3日に分けて... -
ゴールからの逆算――論理学の思考方法をビジネスに応用する
逆算とは? 「逆算」で考えることが大事だと、よく言われます。 たとえばマラソンを走りたいなら、とりあえず目標タイムを決める。目標タイムを決めたら、その目標タイムを42.195で割って、1kmあたり何秒で走らなければならないのかを考える。そのタイム以... -
動機づけ要因と衛生要因――給与でモチベーションを高めようとすると失敗する
以前、評価によって給与に差をつけることが組織にとっての足かせになりえることを書きました。これは心理学的な議論である、ハーズバーグの「動機づけ要因」と「衛生要因」という概念からも説明できます 動機づけ要因とは 動機づけ要因は、従業員が積極的...