〖Amazonで発売中〗『農業のざっくり原価計算入門』――利益の「仕組み」をつかみ、経営判断を前に進めるために
「原価計算が大事なのは分かる。でも、難しそうで手がつかない」
そのように感じている農業者のかたは少なくないと思います。
実際、原価計算の必要性には納得していても、どこから手をつければよいのか分からず、後回しになってしまうことはよくあります。
原価計算をはじめ、管理会計については当ウェブサイトでも紹介していますが、ブログ記事だけでは伝えきれないことがたくさんあります。
そこで、電子書籍『農業のざっくり原価計算入門』を執筆しました。
Kindle Unlimitedに登録しているので、ご利用のかたは無料でお読みいただけます。
本書は、原価計算を厳密に学ぶための専門書ではありません。
利益の仕組みをつかみ、経営判断に使える水準で原価を見えるようにすることを目的とした一冊です。
理論を細かく詰め込むよりも、決算書や計画書を手元に置いて、実際に数字を動かしながら理解できるように構成しました。
本書で分かること
本書では、農業経営に必要な原価計算の基本を、順を追って整理しています。
まず扱うのは、次のような基本的な考え方です。
- 原価計算をしないと、なぜ経営判断を誤りやすくなるのか
- 変動費・固定費・限界利益・損益分岐点とは何か
- 経営全体の損益分岐点をどう求めるか
- 商品ごとの原価をどう計算するか
- 改善策を数字でどう比較するか
単に用語を説明するだけではなく、利益が出る条件をどう見極めるか という視点でまとめています。
この本の特徴
1. まずは「ざっくり」でよい
原価計算というと、1円単位まで正確に出さなければ意味がないように感じるかもしれません。
しかし、経営改善の第一歩として本当に大事なのは、まず大枠をつかむことです。
本書では、最初から完璧な計算を目指すのではなく、経営判断に使えるレベルで全体像を押さえることを重視しています。
そのため、初めて取り組むかたでも、重たくなりすぎずに読み進められます。
2. 全体を見てから、商品ごとに掘り下げる
いきなり細かい原価計算に入ると、かえって重要な問題が見えなくなることがあります。
本書ではまず決算書をもとにして経営全体の損益分岐点を見て、それから商品ごとの原価計算へと進みます。
この順番を踏むことで、
- そもそも経営全体として利益が出る構造なのか
- どの商品や販路に改善余地があるのか
- どこから手をつけるべきか
といった点が見えやすくなります。
3. 改善策をシミュレーションできる
本書の後半では、単なる現状分析にとどまらず、改善策を数字で比較する考え方も扱っています。
たとえば、
- 規模拡大
- ロス削減
- 契約販売
- 設備投資
といった判断をしたときに、利益がどう変わるのかを考えられるようになります。
経営改善は、気合いや感覚だけで進めるものではありません。
「この判断で利益は増えるのか」を数字で見られること が、大きな意味をもちます。
4. エクセルファイルつきで実践しやすい
本書は、読むだけで終わる本ではありません。
自分の経営の数字を当てはめて、実際に手を動かすことを前提にしています。
そのために、本書中で紹介しているエクセルファイルをダウンロードできるようにもしています。
原価計算というと身構えてしまいがちですが、枠組みができれば、その後の改善や計画づくりはかなりやりやすくなります。
「財務は苦手だけれど、経営判断の精度は上げたい」というかたにも取り組んでいただきやすい内容です。
こんなかたにおすすめです
- 原価計算をしたことがない
- 値上げや価格交渉の根拠を持ちたい
- どの品目や販路が利益を生んでいるのか知りたい
- 規模拡大や設備投資の判断に迷っている
- 経営計画の数字に自信を持ちたい
- 感覚ではなく、数字をもとに経営を考えたい
なぜ今、原価計算なのか
近年は、資材価格や人件費の上昇、設備投資負担の増加など、農業経営を取り巻く環境が大きく変わっています。
その中で、単に「たくさん売る」だけでは利益が残らない場面が増えています。
だからこそ、売上だけでなく、利益の構造そのものを見ること が重要です。
原価が分かれば、
- どのくらい売れば黒字になるのか
- どこまで値下げしてよいのか
- 値上げの根拠をどう示すのか
- どの改善策が利益につながるのか
を、以前よりもはっきり考えられるようになります。
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本書はAmazonにて販売しています。

原価計算について大枠を説明している以下の記事も参考にどうぞ。
